第4回 ヘルスケアベンチャー大賞にて学会賞を受賞しました
受賞名:学会賞
株式会社 ASメディカルサポート 専務取締役 櫻井 由美
【受賞コメント】
組織培養に25年間関わってきましたが、今回このような晴れ舞台で発表し学会賞をいただけたことに非常に嬉しく思います。
培養士の仕事は再生医療分野では、縁の下の力持ち的な目立たない存在です。しかし単に機械的に作業をして、個体差がある細胞を同じように扱っては、体の中にしっかりと働く細胞を作る事は出来ないのです。過去はその事を解決するにはどうすれば良いか悩んだ時期があります。
しかし九州再生医療センターはクリニックとリハビリセンターが隣接する複合施設のため、期待と希望をもって幹細胞治療にみえる患者様の様子が知れるため、責任感を持って仕事をしないといけないと思えます。
特に生浮遊細胞を医療機関に提供する事は、コストだけでなく培養士の技能が一定してないと難しい技術となります。教育訓練や技能テストを繰り返す事が大切だと思っていますし、その苦労が報われた気がしました。
さらに、リハビリ士さんが幹細胞治療を受けた患者さま毎に、短期目標を達成する独自のリハビリプログラムを、徒手療法により動作能力の改善を促している努力も認めてくれたと感じました。今後は「再生医療リハ」として、技能の向上に努力してくれると信じています。この融合が脳血管障害となった方へ、見た目の変化(アンチエイジング)を生み出す事ができたのだと思います。
脳血管障害となった方は、今までと同じ生活ができない事である人は「うつ」になって、外出する事が苦痛となり家にひきこもりがちになります。そうなると、身なりを気にしなくなり、どうしても見た目年齢が実年齢よりも老けてみえてしまいます。その方たちに新たな希望を提示する事ができたと思います。
発表の時は、Web上で社内の多くのスタッフが応援してくれて、受賞時にはみんなで歓喜の声が出たと報告を受けました。大きな仕事を成しえるには、私は団結力とチームワークが必要だと思っています。今回の受賞で社員のモチベーションアップに貢献できたと思っています。